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認知症患者、地域で支えて 磐田・豊田でフォーラム

磐田市の富岡地域づくり協議会はこのほど、認知症への理解促進に向けたフォーラムを同市役所豊田支所で開いた。同市豊田地区の福祉関係者や市民有志らが、認知症患者の地域での支え合いをテーマにオリジナル劇を披露した。

 劇は認知症の初期症状が見られる女性を、家族や地域が温かく見守り、支えていくストーリー。処方薬の飲み忘れやごみの回収日の間違いなどが目立つ80歳の女性に、子どもや孫、近隣住民が優しく声を掛ける様子を演じた。

 来場者は劇を通じて、認知症を患った人が安心して暮らせるために大切な周囲の関わり方を学んだ。

 フォーラムには市民ら約150人が参加した。浜松医大健康社会医学講座研究員の倉田貞美さんも講演した。

静岡新聞社