介護・医療関連ニュース
-
歩きやすい靴や服で働こう 糖尿病死亡率ワースト1徳島がウォークビズ
糖尿病死亡率ワースト1の脱却に向け、歩きやすい靴や服装での通勤などを推奨する「とくしまウォークビズ」のキックオフイベント(徳島県主催)が14日、同県藍住町奥野のゆめタウン徳島であった。歩き方講座やコーディネートの披露、クイズなどがあり、訪れた人たちは興味深そうに聴き入った。【大坂和也】
冒頭で後藤田博副知事が「新しい働き方を推進し、オール徳島で取り組む」と宣言。歩き方講座では、県トレーナー協会の松浦康事務局長が「背中を伸ばし、かかとから付いて足の先で蹴り出すことを意識して歩くとよい」と説明した。
ファッションコンサルタントの本多志保さんによるウォークビズ向きの服装も披露され、コーディネートを受けた徳島市の県職員、岩田美枝さん(43)は「スニーカーに合わせやすい明るい服装で、足も楽になる。休憩を利用して運動できそう」と笑顔を見せた。
県内は糖尿病死亡率が一昨年19・8%。20~64歳の1日の平均歩数も全国を約1000歩下回っている。県庁では昨年7月からウォークビズ推進を始めており、今後は県内の民間企業に向けた周知をするという。
県健康増進課の戸川美史課長は「革靴やヒールを当たり前とするのではなく、動きやすい服装で働いても大丈夫だという意識を持ってもらいたい」と話した。