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山梨県立美術館の美術鑑賞で認知症をケア 山梨県のニュース
認知症の防止に、美術鑑賞を役立てる体験型の学習会が甲府市の山梨県立美術館で開かれました。
この学習会は、山梨県立美術館が初めて企画したもので、認知症の高齢者の介護施設であるグループホームに入所している人などおよそ30人が参加しました。
学習会は、美術鑑賞で想像を膨らませることで脳を活性化させ、認知症のケアにつなげようという狙いがあります。
参加者は美術館の絵画を鑑賞して、感じたことをそれぞれ発表しました。
このうち「冬の里山」の作品では、薪を集めている老人など絵の描写だけでなく、自分の冬の思い出を語る人もいて、活発な会話を交わしていました。
「子どもの頃を思い出した。とにかく素晴らしかった」(参加者)。
県立美術館は、病気を抱えた人を芸術で癒やす取り組みを今後も行うことにしています。
[UTYテレビ山梨]