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風疹:患者770人に…今年累計 昨年1年間の8倍超

国立感染症研究所は2日、風疹の患者が23日までの1週間で104人増え、今年の累計で770人になったと発表した。患者報告は3週続けて100人以上となり、昨年1年間の患者数(93人)の8倍を超えた。

 都道府県別で新たな患者が多かったのは、東京26人▽千葉19人▽神奈川15人▽埼玉12人▽愛知、茨城6人--の順。岩手と石川で今年初めて患者が確認され、患者の報告がないのは7県となった。

 風疹は、妊娠初期に感染すると、赤ちゃんが難聴や心臓の病気を持って生まれる可能性がある。患者の内訳は30~50代の男性が多く、感染研は免疫の有無を調べる抗体検査や、ワクチン接種を呼びかけている。【熊谷豪】