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福島県が連携型の認知症疾患医療センター指定 - 南会津地域では初めて

福島県は、県立南会津病院(南会津町、98床)を認知症疾患医療センター(連携型)として指定した。同センターの指定は、県内で9施設目、南会津地域では初めて。【新井哉】

 同センターは、主に認知症の鑑別診断、周辺症状・身体合併症への対応、専門医療相談の実施、地域の関係機関との連携促進などの役割を担っている。

 県によると、今回の指定で、▽県北▽県中▽県南▽会津▽南会津▽相双▽いわき―の県内の全生活圏域で、同センターが整備された。医療相談室の設置が義務付けられていない「連携型」の指定は4施設目。

 県は3月に公表した「第7次医療計画」で、県内の人口10万人当たりの認知症外来患者数(558.1人)について、全国の平均(374.2人)を大きく上回っていることを指摘。高齢者人口が多い圏域では、同センターを複数整備する方向性を示していた。

CBnews