国立感染症研究所がまとめた13日から19日までの週の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3000カ所、インフルエンザは約5000カ所）によると、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数は減少した。流行性耳下腺炎（おたふくかぜ）、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱（プール熱）、手足口病は増加した。【新井哉】

〔インフルエンザ〕3週連続で減少した。報告数は前週比約16％減の23.92人。都道府県別の上位3位は、鹿児島（36.17人）、石川（35.77人）、長崎（35.23人）。

〔流行性耳下腺炎〕報告数は前週比約21％増の0.64人。34都道府県で増加した。過去10年同期の平均値よりも高い値となっている。都道府県別の上位3位は、山口（2.63人）、愛媛（2.41人）、鹿児島（2.13人）。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約8％増の5.42人。都道府県別の上位3位は、大分（19.17人）、石川（10.55人）、鹿児島（9.29人）。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約15％増の2.5人。都道府県別の上位3位は、山形（6.9人）、鳥取（5.79人）、北海道（4.44人）。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約16％増の0.36人。都道府県別の上位3位は、山梨（0.92人）、宮崎（0.81人）、佐賀（0.74人）。

〔手足口病〕報告数は前週比約7％増の0.15人。都道府県別の上位3位は、宮崎（0.97人）、広島と鹿児島（共に0.42人）。