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【感染症情報】インフル43都道府県で増加-プール熱は6週連続増(医療介護CBニュース)
国立感染症研究所がまとめた12日から18日までの週の5類感染症の患者報告(インフルエンザは定点医療機関約5000カ所、他の感染症は小児科定点医療機関約3000カ所)によると、前週と比べてインフルエンザ、咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。水痘は横ばい、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、RSウイルスは減少した。【新井哉】
〔インフルエンザ〕43 都道府県で前週の報告数を上回った。前週比約52%増の定点当たり5.02人。都道府県別の上位3位は、福井(11.16人)、富山(9.73人)、栃木(9.53人)。この週に全国の医療機関を受診した推定患者数は、前週より約10万人増の約28万人。年齢別では10-15歳が約5万人で最も多かった。
〔咽頭結膜熱〕6週連続で増加した。前週比約11%増の定点当たり0.51人。都道府県別の上位3位は、石川(1.38人)、福岡(1.06人)、熊本(1.04人)。
■A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が3週連続増
〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕3週連続で増加した。前週比約6%増の定点当たり2.72人。都道府県別の上位3位は、福井(9.0人)、山形(6.53人)、北海道(5.24人)。
〔水痘〕前週の報告数と同じ定点当たり0.65人。都道府県別の上位3位は、宮崎(1.11人)、埼玉と石川(共に1.1人)。
〔流行性耳下腺炎〕2週連続で報告数が減少した。前週比約2%減の定点当たり0.97人。都道府県別の上位3位は、新潟(3.95人)、富山(2.76人)、和歌山(2.35人)。
〔RSウイルス〕10週連続で報告数が減少した。前週比約15%減の定点当たり0.79人。都道府県別の上位3位は、和歌山と徳島(共に2.26人)、佐賀(2.13人)。