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高齢者の急病も検知 「見守り」腕時計 セコム来夏から - 朝日新聞デジタル
警備大手セコムは21日、高齢者らが急病で倒れたことなどを検知する腕時計型の端末「セコム・マイドクターウォッチ」を開発したと発表した。この端末を活用し、緊急時に職員を急行させるといった新サービスを来年夏に始める計画だ。
端末に内蔵された加速度センサーと人の動きを分析する独自のアルゴリズムを組み合わせ、利用者が転倒したり、意識を失ったりした状態を検知する。
新サービスでは、端末が異常を検知したとき、住宅警備システムやスマートフォンを経由してセコムに自動的に通報。職員が利用者の自宅に駆けつけたり、救急車を手配したりする。
端末には1日の運動量や睡眠状態などを記録する機能もあり、スマホのアプリや血圧計などと連動させて健康管理にもつなげる。
新サービスは、住宅警備サービスの加入者が利用できるようにする予定。端末を貸し出す方式で、月額利用料は千円以内に抑える方針だ。記者会見で中山泰男社長は「健康をセコムする。1年で3万人の利用を目指す」と話した。(和気真也)