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喉が渇くだけじゃない! 「脱水」のサイン
毎日適量の水を飲むことが大切なのは分かっていても、それをTo-Doリストに加える人はほとんどいない。でも、排尿、発汗、呼吸によって失った水分を補給しないと体は脱水状態に入ってしまう。しかも脱水症状は喉の渇きだけじゃない。水分不足は全身の機能にも大きな影響を与えうる。
【写真】疲労に打ち勝つ!1日の理想的な「水分補給」スケジュール
体が干からびてしまう要因と、注意するべき脱水症状をイギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。1日に飲むべき水の量とは?
一般的には1日コップ8杯の水を飲むべきと言われるけれど、実際のところ適切な水分量は人によって異なる。
米フロリダ大学整形外科・リハビリ学部の臨床准教授、セス・スミス博士によると、子供および高齢者は水分を多めに摂取するべき。
また、一部の薬を服用中の人、最近ウイルス性疾患にかかった人も摂取する水分量を増やす必要がある。
高温多湿の環境にいる人や運動で汗をかく人も、脱水症状を起こしやすい。
スミス博士いわく、体重が約68kgの人の体内総水分量は5リットルほど。でも、運動量の多い人なら、ワークアウト中の発汗で最大2リットルの水分を失うことも珍しくない。
失われた水分を補給して脱水症を防ぐには、体の声に耳を傾け、喉の渇きを感じたときに素早く水を飲むのが一番。運動の前後および最中の水分補給も忘れないで。また、フルーツや野菜といった水分含有量の多い食べ物で失われた水分を補うことも可能。注意するべき脱水症のサイン
体に水分が不足すると脱水症状が現れる。喉の渇きもそのひとつ。スミス博士によると、喉の渇きを感じるときは大抵、体が水分不足になっている。
だからといって大量の水をガブガブ飲む必要はないけれど、早急にコップで1杯飲む必要はある。体からのシグナルを無視していると、ゆっくりとはいえ脱水状態が悪化する(運動中は特に)。
でも、脱水症状は喉の渇きだけじゃない。ここで紹介する9つのサインにも注意して。1.口が渇く
口の渇きも体が水を欲しがっているサインのひとつ。水分が不足していると、体は十分な唾液を作れない。口が渇くと息が臭くなることもあるので要注意。口臭の原因は大抵軽い脱水症なので、ガムを噛む前に水を飲もう。1/3ページ