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歯や口腔の健康促進へ条例制定を検討 横浜市、年度内に
市民の歯や口腔(こうくう)の健康を促進するための条例制定を、横浜市会が検討している。健康寿命を伸ばすとの考えの下、乳幼児から高齢者まで切れ目なく支援するための総合的な計画づくりにつなげるのが狙いで、本年度内の制定を目指して条例案を検討する。
21日に開かれた健康福祉・医療委員会で、正副委員長が条例制定を提案、議論を深めることを確認した。
同様の条例は、国の法律施行に伴い、県が2011年7月に施行した。
県条例では市町村に対する責務を課しておらず、市会は市独自で制定することで市民、行政、医療関係者らの責務を明確にするとともに関連施策を区局横断的に進めたい考えだ。
条例案で、保健や医療、福祉、教育など各分野の関係者に、歯や口腔の健康を維持するのが難しい市民への積極的な支援を求める。
さらに▽食育や糖尿病といった生活習慣病対策▽生涯を通して一貫した施策-などが講じられるよう、総合計画の策定などを盛り込む予定