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風疹の流行拡大、43都道府県で患者報告 - 愛知や大阪でも増加傾向(医療介護CBニュース)

風疹の流行拡大に伴い、43都道府県で患者が報告されていることが6日、国立感染症研究所の「緊急情報」で分かった。流行が本格化している首都圏に加え、愛知や大阪でも患者が増加傾向となっている。【新井哉】

 2018年の患者報告数(10月28日まで)は1692人。都道府県別では、東京が589人で最も多く、以下は千葉(269人)、神奈川(233人)、埼玉(110人)、愛知(88人)、大阪(56人)、福岡(44人)、兵庫(25人)、静岡と広島(共に20人)、三重(19人)などの順だった。青森、高知、佐賀、大分の4県では患者の報告はない。

 男性の患者報告数は女性の5倍となっており、特に30―40歳代が多い。推定感染源(不明は除く)については、「職場」(127人)、「家族」(38人)、「コンサート、ライブ等」(28人)、「旅行、出張」(17人)、「通勤途中」(12人)、「友人、知人」(11人)、「会議」(4人)などを挙げている。

 医療関係者が風疹に罹患するケースも報告されている。職種別では、「医療、病院事務」が11人で最も多く、次いで看護師(7人)だった。医師(4人)、薬剤師(3人)、放射線技師、看護助手(共に2人)なども報告されている。