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「スーパーマリオ64」がアルツハイマー病の予防につながる研究結果(モントリオール大学)

モントリオール大学の研究チームの調査によると、55〜75歳の高齢の成人に対し、6ヶ月(少なくとも、1日30分を週5日だけ)にわたりスーパーマリオ64のプレイを続けた被験者のグループには、脳の海馬にある灰白質が増加したことが確認できたそうです

※灰白質は、ニューロン(神経細胞)の代謝や情報処理の中心となる神経領域であり、記憶の構築に重要な役割を果たしています。

研究論文はこちら
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0187779

また、この研究チームは、以前よりビデオゲームによる脳への影響を研究しており、
反射の速さを競うシューティングゲームをプレイすると、反射は訓練できるが、海馬の細胞が減少し、
スーパーマリオのような3次元空間ナビゲーションゲームをプレイすると、海馬の灰白質が増大するという論文を2017年8月に発表しています。

「Impact of video games on plasticity of the hippocampus.(海馬の可塑性に対するビデオゲームの影響)」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28785110