用語集

サルコペニア

サルコペニア(sarcopenia)は、ギリシャ語で筋肉”Sarco(サルコ)”と不足や減少”penia(ペニア)”を合わせて、加齢や身体活動の不足に伴う筋量減少を意味します。運動習慣がない、あまり歩かないことから筋肉が減少します。また身体活動の不足から脂肪がつきやすくなり、内臓脂肪が増加します。その2つの状態が進行すると、「サルコペニア肥満」がおこり、高血圧や脂質異常、高血糖を引き起こしやすくなります。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)より、生活習慣病のリスクが高まるデータもあります。サルコペニア肥満の予防は、足の筋力とバランス力の向上です。力を入れて筋肉を収縮させる「筋肉トレーニング」と、リラックスして筋肉を伸ばす「ストレッチ」の組み合わせが効果的で、筋肉が伸びれば筋肉の中の血管も伸び、血流も良くなります。下半身の筋肉は、エネルギーを多く消費するので、継続すれば基礎代謝量もアップし、脂肪がつきにくい体質になります。